健康食品とは
「健康食品」と呼ばれるものには現在法律上の定義は存在せず、あくまでも健康の保持増進の目的のための「食品」として販売、利用されているものを指します。「食品」とは身体を健やかに維持していくうえで一定の働きがあるとされており、この考えは「健康食品」も同様に当てはまります。
しかし「健康」という名が付いていても医薬品のように病気や症状の治療をするものではないので、過度に期待したり依存したりしないよう注意しなければなりません。
「健康食品」は普段の食生活で十分に摂取出来ない栄養成分を補充するという、食生活の補助的役割であると考えるのが良いでしょう。まずは自分自身の食生活を振り返って足りない栄養成分があるかどうかを考える必要があります。
一般的に栄養成分が不足していると考えられる例としては、「朝食を食べない人(栄養素全体が不足しがち)」「1日2食以上外食する人(野菜の摂取不足によるビタミン不足)」「食事量の少ない人(栄養素が全体的に不足)」「食事内容が偏っている人(栄養素のバランスが悪い)」「妊娠している、もしくは計画している女性(胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減させる葉酸の不足)」「女性(平均摂取栄養素のうちカルシウム、鉄、食物繊維が不足)」などが挙げられます。
このように自分に足りない栄養成分を十分見極めた上で溢れる情報や広告に惑わされること無く、信用のおける製品を選んで購入し、必ず摂取量を守って利用するようにしましょう。