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個人輸入

近頃ではインターネットのホームページ上で個人輸入の代行業を見かけることがあります。円高の影響などもあり、商品を安く購入することが出来て得することが多いように思いがちですが、実はそうとも限らないのです。


特に健康食品やサプリメントにおいては安易な摂取のために健康被害に及ぶ場合もあります。また、海外旅行に出かけた際の旅先での購入にも同じように注意が必要となります。


数年前には中国製のダイエット用食品による健康被害の報告が多発しました。その多くは個人輸入による入手が原因となっています。日本では健康食品は薬事法に基づいて、医薬品成分などの利用が認められていません。しかし、実際はインターネット上での売買などで検疫などをまったく受けずに個人輸入の健康食品が流通しているのです。


その製品には医薬品成分が含まれているにも関わらず、その成分が製品に表示されていないものもあります。中国以外でも日本では使用が許可されていない成分を含む製品が個人輸入の対象商品にされていることがあります。その中でもよく見受けられるものが「エフェドラ」「エフェドリン」「センナ葉」「セノノシド」「デヒドロエビアンドロステロン」「メラトニン」などです。


現在では個人輸入で購入したものを個人的に使用する場合には国内法が適用されない(麻薬などは除きます)ため、その正確な実態を把握できないのが現状です。個人輸入で商品を購入する際には含有成分をしっかりと確認することが非常に重要となります。