健康食品の使い方
「健康食品」を安全に利用するためにはいくつかの注意すべき点があります。この項ではその注意点について考えてみたいと思います。
まず、「健康食品」は一般の食品と比べて素材や加工の仕方、また食べ方が異なる場合があるため、一般の食品よりも安全性について慎重に検討する必要があります。また、「健康食品」の有用性に関して「医薬品」のように治療を目的とするものと同等に考えることは非常に危険です。
効用と効果に対して決して過信することのないよう、健康を維持するためにはバランスの良い食事を取ることが基本であると考えて、あくまでも「健康食品」を補助的な役割と認識することが大切です。そして「健康食品」を利用する前に自分にとって不足している栄養成分が何なのかを考えてみることも必要です。
さらに、「健康食品」の成分には人間の健康における有効性が明確にされていないものも多くありますので、製品を選ぶ際に確認するべきこととして「製造者、販売者の名前及び原材料の表示があるか」「表示や広告に相談窓口などの連絡先が記入されているか」「栄養成分や含有成分の量が記入されているか」「利用時の適切な摂取方法と注意点が記載されているか」「安全性や品質に不適切な表現がないか」などが挙げられます。
「健康食品」を正しく利用するためには、製品の表示と内容に関心を持ち、摂取量と摂取期間など利用状況の記録を取るなどして、しっかりと自分自身で把握することが大切となります。