ローヤルゼリー、ハチミツ
ロイヤルゼリーは蜜蜂の女王蜂の餌となるもので、生後10日以内の若い働き蜂から分泌される白い粘り気のある液体です。働き蜂は花から花粉と蜜を採取して、自分の餌として食べますが、これに体内の酵素の働きが加わってロイヤルゼリーが合成されます。
ロイヤルゼリーは良質のタンパク質やビタミンA、B1、B2、B6、E、パントテン酸、ニコチン酸、葉酸、銅、リン、亜鉛、鉄、カルシウムなど各種の成分がバランスよく含まれています。
ロイヤルゼリーには、わかっているだけでも60種類以上の成分が含まれており、ほかにまだ科学的に解明されていない物質もあります。ハチミツは、蜜蜂の働き蜂が集めた花の蜜に蜂の体内の酵素が作用し、熟成させたものです。
花の種類によって色や香り、成分が異なります。透き通った飴色で、自然で穏やかな甘味を持っています。主成分は果糖とブドウ糖ですが、どちらもこれ以上分解されない単糖体なので消化吸収が良いため、胃腸に負担をかけません。タンパク質、ビタミンB1、B2,B6、C、K、E、カリウム、鉄、リン、カルシウム、マグネシウム、マンガンなどを数多く含んでいます。
最近話題のプロポリスとは、蜜蜂が自分たちの分泌物と自然から採取してきた物質とを混ぜ合わせて作り出したもので、元々巣の内部の隙間を埋めたりするために使われるものです。巣をウイルスや外敵から守るために作られるこのプロポリスにはアミノ酸やフラボノイド、ミネラルといった天然成分が多く含まれています。主な効能には殺菌や抗酸化作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用などが挙げられます。
