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海水産物

ケルプ(海藻抽出物)はミネラルの宝庫と言われるように23種類のミネラルに加えて、ビタミン類、タンパク質をバランス良く含んでいます。食物繊維も多く、体内の新陳代謝を高めて血管の若返りを促進し、皮膚、骨、歯を丈夫に保ちます。


特に中高年にはお勧めの食品と言えるでしょう。健康食品としては、粒状、ゼリー状、エキスなどの他、ひじきや昆布、若布、青海苔などの粉末状になったものが手軽に利用できるので便利です。


生牡蠣を煮出して成分を抽出し、濃縮したものが牡蠣エキスです。牡蠣は海のミルクと呼ばれるほど栄養価の高い食品で、良質のタンパク質やビタミン、ミネラルをバランス良く含んでいます。中でもタウリン、グリコーゲン、亜鉛の含有量が突出しているのが特徴です。


乾燥粉末を利用したドリンク剤や錠剤、カプセルなどの健康食品が市販されています。昆布もミネラルの宝庫で、牛乳に比べて約23倍、カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍も含まれているそうです。海で育つ昆布は海中のミネラルを吸収して、人間にとって有害な物はあまり吸収しないという特性があるそうです。


そのため他の食品に含まれるミネラルに比べて昆布のミネラルは人間の体内での消化吸収率が高く、その約80%が吸収されると言われています。昆布の主な成分は抗がん作用があるといわれるアルギニン酸、コレステロールを低下させるフコダイン、血管を広げて血圧を降下させるラミニン、高脂肪症や動脈硬化を予防する働きのあるタウリン、骨の成長や知能の発達に影響を与えるヨードなどがあります。